双極性障害2型と生きる いつも上を見上げて 

うつ→双極性障害2型と闘いながら社会人やってます。時々ズッコケますが何とかやってます。この病気を一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

TMS ー 経頭蓋磁気刺激法

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先日ネットサーフィンしていたら、うつの治療法で経頭蓋磁気刺激(TMS)という治療法の広告を見つけた。

これは頭から磁気を与え極性を交互に反転させることで脳に微弱電流を流し刺激を与え(理系の方はフレミングの左手の法則を思い出してほしい。)、脳の神経伝達回路を活性化するというものだ。うつや脳梗塞パーキンソン病に対して有効だとか。

この方法は欧米では1985年から研究されている。薬に頼ることがないため、副作用が殆ど無い。(「ほとんど」と書いたのは人によって治療中に軽い頭痛が出る場合もあるらしいので。)

早速資料を請求し、先程届いたので開封してみた。一番気になるのが果たして治癒するのか?という点だ。資料には「6割の寛解率」とうたっていたが、別資料によると6週間の治療での寛解率は27%だという。

経頭蓋磁気刺激法 - Wikipedia

次に気になるのが費用だが、残念ながら日本ではまだ保険適用がされていないので全額自費負担。一回約2万円弱。週3〜5回の治療が望ましいため、週5回受けたとなるといくらになる?計算すると60万円。さらに高い寛解率(60%)に必要とされる30週間受けるとなると、300万円。

 

「なんてこった!」

 

思わず言葉が出た。

ひと月あたり40万円の計算だが、これだけの大金を払える人はごく一部だと思う。少なくともぼくには無理だ。寛解する前に我が家は財政破綻する。

うつによる自己破産…実際にうつを病んでいる人は休職や失職のため収入が低い人が多く、(ぼくも半年前まで休職していた。)そのような人々にとって決して別世界のことではない。毎日毎日がそれと隣り合わせだ。休職せずうつと闘いながら働いている人たちにとってもうつになると脳の働きが弱っているため健常者と同等のパフォーマンスを出すには10倍のエネルギーを必要とする。いつも失職と隣合わせで絶えず不安に怯えながら生きているのが現状だ。(ぼく自身もそうである。)

我が国の医療体制の問題は、うつに限らず、病気によって収入が絶たれると生命に関わる人達がその病気に有効な治療を受けられない、ということだとぼくは改めて思った。

TMS、どうやらぼくには縁がなかったようだ。