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双極II型障害と生きる いつも上を見上げて 

うつ→双極II型障害と闘いながら社会人やってます。時々ズッコケますが何とかやってます。この病気を一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

聞け、会社に殺された者の声を!(アップデート版)

番外編

(本日電通に当局の抜き打ち調査が入りました。そこで再投稿いたします。)

昨年末、電通に入社したばかりの女性社員が自殺した。

原因は月100時間を超える残業が続いたための過労死だと認められた。

これについて今日、電通への抜き打ち調査が入った。

しかし彼女は以前から、周囲の人に「死んでしまいたい。」と漏らしていた。つまり「うつ状態」だった。それが周囲の人が気づかなかったと言うのは残念であるが、ぼくはそれ以上に現在の日本の企業に見られる「社畜現象」が根本的原因として挙げられると思う。

リーマンショック以来、日本の企業は業務の効率化を徹底的に行なってきた。その一環として従業員の数を減らし、給料を減らしてきた。その結果どうなったか?従業員一人あたりの仕事量は増え、また「残業しないと生活できない。」といういわゆる「生活残業」が増えることとなった。現内閣が掲げる景気対策によって企業は資金調達はやりやすくなったはずだが、企業はかつての痛い経験からそれを社員に還元しようとせず、内部留保(会社が危機的状況に陥った際のための貯蓄)に回すようになった。

またそれだけではない。日本の企業の殆どを占める中小企業の経営者の中には、モーター製造メーカーの日本電産の永守社長(2008年当時)のように、「休みたいなら会社をやめろ。」という経営者も多い。

asahi.com:「休みたいならやめればいい」急成長の日本電産社長 - ビジネス

かつてぼくは静岡市にある某アクチュエーターメーカーに勤務していたことがあった。社員600人ほどの中小企業だ。しかし入社初日に採用面接や採用通知書では全く言われていなかったことが人事担当者から告げられた。

「平日は午前5時5分から午後9時55まで就業」(午前5時以前、午後10時以降は早朝、深夜残業となるため割増賃金がかかるため。せこいよね。)

「休日は日曜日のみ。祝祭日、土曜日は出勤」

「有給休暇の取得は厳禁」

「残業は月150時間以上」

信じられない話だがこれは事実だ。また、これは明らかに違法行為である。それを人事担当者に抗議したところ、

「いやならやめてください。」

当時はリーマンショックで求人が激減していた。その為ぼくは従わざるを得なかった。

しかしその会社では離職率が高いだけでなく毎年のように脳卒中心筋梗塞、自殺、等の不審な死に方をする人が2,3人いた。会社は懸命に隠そうとした(なんと社員に密偵まで放って社長に話の出処を探したぐらいだ。)が、悪い話はあっという間に、しかも静かに伝わるものだ。

ぼくはこの会社に8ヶ月いたが、ある日大量の下血をした。病院に行くと大腸にポリープができているという。原因は過労。その日は有休を取って会社を休んだ。

すると次の日、案の定社長に呼ばれ、叱責された。その時のやり取りは今も覚えている。

「体を壊したんだから仕方がないじゃないですか。このままだと過労死したらどうするんですか。」とぼく。

すると社長いわく、「馬鹿野郎!サラリーマンにとって過労死は最高の死に方だ!名誉の戦死なんだよ!」

ぼくは悟った。ここにいたら殺される。

この社長はかつて静岡県の労働基準監督署から指導を受けたことがある。しかし彼はなんと逆ギレして労基署に怒鳴り込んだという強者だ。

次の日、ぼくは社長に辞職願を叩きつけた。

社長「勤続一年経ってないから退職金は出ないぞ。それでもいいのか?」

ぼく「そんなはした金より命あっての物種ですから。戦死より敵前逃亡します。」

ぼくの場合自分で自分を守る事ができたが、中にはそれができない人も多い。他の会社を知らない新卒で入った社員ならなおさらだ。いつの間にか「これが当たり前」となり、それをこなせない自分を責めるようになり、周りの同僚も同じような状況なので相談もできず追い詰められていく。そして今回の場合、最悪の結果である一人の貴重な命が失われてしまった。

日本では毎年30,000人を超える自殺者が出ている。しかもその半分以上が働き盛りのいわゆる国家にとっての戦力だ。日本では自殺者の80%がうつ状態を患っておりOECD諸国の中で突出している。またそれによる経済的損失が年間2,450億円を超えている。これらの人たちを救うことができれば、アベノミクスが掲げる物価2%の成長など簡単に達成できるのでは無いか?

ちなみに、企業における残業規制は労働基準法で定められている。

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000123090.pdf

上限はだいたい月40時間、年間360時間だ。

しかし、中小企業のうち56%がこれに違反しているという調査報告がある。

「世界で最も安全な機械」と言われる自動車でもメンテナンスしなければ壊れてしまう。しかし世の中には「人間は壊れない機械」とでも言わんがばかりの言動を取る人が多い。

マイクからのメッセージ

みなさん、あなたの命は会社のものではない。あなたのものなのです。あなたの命は会社より価値のあるものなのです。誰ひとりとしてあなたの人生をあなたに代わって生きることはできない。世界中で、この歴史の中で、たったひとつの貴重なものなのです。

また、周囲に「死にたい。」という人がいたら、軽く受け止めないでください。それは「弱音」ではなく、「本音」なのかもしれないのですから。

 

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