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双極II型障害と生きる いつも上を見上げて 

うつ→双極II型障害と闘いながら社会人やってます。時々ズッコケますが何とかやってます。この病気を一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

精神病院入院体験記:その2 2007年6月

精神病院ドタバタ入院体験記 闘病日記

初日の夕方、ぼくは一通りのことを終え、病室のベッドに横になっていた。
世界は相変わらず歪んでいる。そしてうとうととし始めたとき、横から、「おいお兄ちゃん、あんたなんで入院したんだい?」と隣の通称「おっちゃん」が馴れ馴れしく聞いてきた。
せっかくの眠りを邪魔されたぼくは多少なりとも不機嫌になったが、そこは大人の世界。「いや~、うつで不眠になっちゃったんですよ。そしたら医者からここに入院しろと言われちゃって。」
「ほー、そりゃ大変だな。おれはなんか突然仕事ができなくなっちゃってな、そして医者行ったらここで休め、って言われたんだ。でもここに来てよかったよ。大手を振ってのんびりできるし、担当の看護師は超美人だし。」
そんな感じの俗っぽい会話がはずんだ。
その後、食事となった。
外科や内科の入院病棟とは違って精神科の開放病棟は食堂にゾロゾロと歩いて行く。そこで食事をもらい、みんな適当に集まって食べている、そんな具合だ。
ぼくはまだ知り合いがさっき知り合ったばかりの「おっちゃん」しかいなかったので、一人で食事をとっていた。
食事を一口食べた時、口に出た言葉は、「まずっ!」だった。そもそも病院の食事に味の良さを期待するほうが間違っているのだが、ここの病院はきわめつけてまずい。味噌汁は限りなくだし汁に近く、副食も限りなく薄味に作られている。おそらく高齢者が多いせいだろう。しかしなんとかならないものか、と思っていると、横にいるお姉さんから、
「キミ、今日来たの?ここのご飯、まずくて有名なんだよね~。」
と声をかけられた。
ぼくはそのうち彼女のことを「おねえ」と呼ぶようになるのだが、彼女は、「これあげる。多少はましになるよ。」となんと、ふりかけをくれた。ぼくは「いいのか~?」と思ったがまずい飯を我慢して食べるよりマシだと思い、ありがたく頂戴した。
食事の後、看護師さんがそれぞれの担当の患者を見て回った。体温、血圧、などバイタルチェックを一通りやってくれる。ぼくは隣のおっちゃんの担当看護師に興味津々だった。みてみると、たしかに絶世の美女だ。後で聞いた話だが彼女はこの病院一番の美人看護師らしい。
夜9時に消灯。睡眠薬を飲んで寝たがこんな時間に寝付けるわけがない、と思ったが、意外と6時間ぐらい眠ることができた。
6時間も寝たのは何ヶ月ぶりだろう。実はこれも後で知ったのだが、夕方寝をすると夜眠れなくなる。ぼくはさっきのおっちゃんに話しかけられたことで夕方寝を邪魔された。かえってそれが良かったのだ。

To be continued.

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