双極II型障害と生きる いつも上を見上げて 

うつ→双極II型障害と闘いながら社会人やってます。時々ズッコケますが何とかやってます。この病気を一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

病院の朝

次の日の朝6時、一斉に病室の照明が点灯した。

ここの病院、とは言ってもたいていの病院んはそうみたいだが、夜9時就寝の朝6時起床だ。

僕は不眠のため3時には目が覚めていた。

それでも6時間眠れたのは何ヵ月ぶりだろう。ぼくはいつもにもなく爽快な気分だった。睡眠薬の量は相変わらず多かったが、世界はまともな風景へと戻っていた。たった一晩でこんなに変わるものなのか?睡眠というものは本当に大切だ。昨日の夕方、ぼくに馴れ馴れしく話しかけてくれて夕方寝を邪魔してくれたおっちゃんに感謝しなければ。

ややしばらくして朝のバイタルチェックが始まり、看護師さんたちがやってきた。ぼくは隣のおっちゃんを羨ましげに見ながら(理由は精神病院ドタバタ入院体験記の前の記事を参照してほしい。)、自分のバイタルチェックをやってもらっていた。するとぼくの担当看護師が、「マイクさん、Wさん(おっちゃんの担当看護師の名前)の方ばかり見ないで、ちゃんとしないから血圧測れないでしょ!」と怒られてしまった。

バイタルチェックが終わると、朝食まで暫く暇になる。ぼくは何もすることがなくベッドに横になって本を読んでいた。

本を読めるのも何日ぶりだろう。久しぶりに取り戻した「日常」というものをぼくは満喫していた。

やや暫くすると朝食になった。

八枚切りの食パン2枚に副食(詳しい内容は覚えていない。)それにマーガリンとパックの牛乳だ。

パンをトーストするのにトースターがあるのだが二台しかない。そのためトースターに長蛇の列ができていた。ぼくはその列に並びながら、改めてみんな明るいのにびっくりしていた。でも紛れもなくここは精神病院だ。

やがてぼくはパンを焼き終わり、自分の場所に戻ってマーガリンをパンに塗りたくっておもむろにガブリついた。その瞬間、

「まずっ!」と昨日の夕食時と同じ言葉を発してしまった。

なんとマーガリンが無塩なのだ。ぼくは無塩マーガリンをそれまで食べたことがなかった。無塩マーガリンを塗ったパンがこんなにまずいとは!

この食事にいつまで耐えられるだろうか?