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双極II型障害と生きる いつも上を見上げて 

うつ→双極II型障害と闘いながら社会人やってます。時々ズッコケますが何とかやってます。この病気を一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

閉鎖病棟の様子

精神病院ドタバタ入院体験記

ある雨の日の午後、ぼくと靴磨きのガンちゃんは雨なので外に行く気も起きず、暇を持て余していた。

さすがに両人ともうつ病持ちである。雨が降る、あるいは気圧が下がると非常に気が滅入るのだ。

しかしガンちゃんがこんな提案をした。

「マイク、閉鎖病棟に行ってみない?」

ぼくも閉鎖病棟というところがどういうところなのか、かねてから興味があったので二つ返事でOKした。

行ってみると入り口のところに看護師が二人いて、モニターを見ている。ぼくたちはドア越しに見ていたのだが・・・、

 

開放病棟とは雰囲気が全く違う。

 

廊下にはときどきふら~っと人が出てきてはまた部屋に戻ったり、また看護師に連れられてどこか(多分トイレだろう。)へ行ってまた戻ってくると看護師がドアをロックしている。

 

「帰ろか?」

 

ぼくとガンちゃんはなんかそれでなくても気分が滅入っているのによけいに気を重くして開放病棟に戻った。閉鎖病棟から戻ってみるとそこはまるでディズニーランドのように思えた。

 

その後、看護師さんに聞いてみた。

閉鎖病棟ってどんな人が入るんですか?」

すると彼女はさらりと答えた。

「まず、自傷行為の可能性が高い人ですね。だから開放病棟とは違って閉鎖病棟では持ち物検査をします。あと面会の方も同様です。刃物類はもちろん、紐状のものやネクタイ、などもNGですね。」

「あと、自分の行動をコントロールできない患者さんです。重度のうつ病統合失調症双極性障害の患者さんは自分で自分を守ることが出来ないので、代わりに守ってあげる、という意味で行動を制限しているんです。ただ、自傷行為や他傷行為を除いて、閉鎖病棟の入院も任意なんですよ。患者が出たい、と言えば出られるんです。」

 

全く知らなかった。

 

そう言えば昔、ジャック・ニコルソン主演の「カッコーの巣の上で」という映画があった。これは患者に対する虐待とも取れる病院の様子が描かれていたが、今の閉鎖病棟は人権上の観点から昔とはだいぶ違うようだ。

 

しかしそれでもあまり行きたくないな、と思った。

 

もし自分の病気がもっとひどかったらどうなっていただろう。ぼくは閉鎖病棟で耐えられるだろうか?

 

あそこに入院しているひとりでも多くの患者さんが開放病棟に移れるといいな、と僕は願わずにはいられなかった。

 

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