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双極II型障害と生きる いつも上を見上げて 

うつ→双極II型障害と闘いながら社会人やってます。時々ズッコケますが何とかやってます。この病気を一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

歴史を震撼させた「双極性障害」

うつ、双極性障害を患った有名人

ニキータ・フルシチョフという旧ソ連の指導者をご存知でしょうか?
彼はヨシフ・スターリンの死後、旧ソビエト連邦の指導者となった人物です。
彼は双極性障害でした。(おそらく、Ⅱ型だと思われています。)

 

彼は1953年にスターリンの死後、ソ連共産党第一書記兼首相となって権力を手中に収めます。その頃から彼の双極性障害の症状は表に出始めました。
スターリンが生きている間はまるで飼い犬のようにスターリンに仕えていたのですが、突然、「スターリン批判」を発表し、世界を、特に当時の東側諸国を驚かせました。

 

その一方、フランスのド・ゴール大統領やアメリカのアイゼンハワー大統領とにこやかに握手を交わし、「雪解け」を作り出した一方で、その直後にはアイゼンハワーのことを「あいつができるのはせいぜい幼稚園の園長だ。」と発言してみたり。

その他にも1960年の国連総会でフィリピン代表が旧ソ連の東側諸国への支配体制を批判されると、自分の履いていた靴を脱いでテーブルを子供のようにバンバン叩いて演説を妨害。それを注意した議長に対して、「国連はこれで崩壊する。」と罵声を浴びせるなど、いわゆる軽躁状態が現れてきます。

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(上の写真で右手に持っているのが自分の靴)

 

その中でも最たるものは世界を「第三次世界大戦寸前にまで追い込んだ」1962年の「キューバ危機」でしょう。

キューバ革命において実験を握ったカストロ社会主義国家の建設を目標として旧ソ連と手を握ります。そしてフルシチョフはこっそりとキューバにミサイル基地を建設。そこに核ミサイルを配備しようとしました。

これを偵察機によって知ったアメリカのジョン・F・ケネディ大統領はフルシチョフに対して撤去を要求します。当然ですよね。アメリカ本土の目と鼻の先にソ連の核ミサイルが配備されるわけですから。

 

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ケネディはそれまでのフルシチョフの不自然な行動をCIAに全力を挙げた調査を指示しました。すると以下のようなフルシチョフの性格が現れてきました。CIAは調査の結果、フルシチョフを「躁病に罹患している」と結論づけ、以下のような分析を行っています。

  • ときに自分が全能であるかのごとく振る舞うかと思えば、突然悲観的な絶望感に狩られることがある。またそのきっかけは特に決まってはいない。
  • 非常に性格が移ろいやすい。
  • 直感的に行動する。その時は超人的なエネルギーを発揮する。
  • 現実的思考が苦手
  • 抽象的思考が苦手
  • 逆上しやすい
  • 簡単に気をそらすことが可能。つまりアメリカが強気に出れば必ず気持ちが萎える。

まさに双極性障害そのものの性格が現れています。

そこでケネディ

 

「アメリカの同盟国に対する攻撃はアメリカ本国への攻撃であるとみなす!」

 

という、非常に強硬な声明を発表し、キューバへ向かう全ての船舶を臨検する海上封鎖を行います。

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実はこのとき、まさにソ連の核ミサイルを積んだ輸送船がキューバに向かっていました。

 

世界中が全面核戦争を覚悟しました。

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しかしケネディのこの強気の発言により急に弱気になったフルシチョフは、輸送船の退却とミサイル基地の撤去を命令します。

世界中が胸をなでおろした事件でした。

前に上げたリンカーンの話と比べると、非常に対照的です。世界を震撼させた事件がフルシチョフ双極性障害の性格から起きたものだったとは今にしてみれば恐ろしい話です。

 

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