読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

双極II型障害と生きる いつも上を見上げて 

うつ→双極II型障害と闘いながら社会人やってます。時々ズッコケますが何とかやってます。この病気を一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

しあわせな日々 娘とのコミュニケーション 2006年8月

闘病日記

ぼくが退院してから数日が過ぎた。

ぼくは自宅の周りの毎日30分ほど散歩できるようになり、娘の幼稚園の送り迎えをすることのできるようになった。

そんなある日、幼稚園に娘を迎えに行ったあと、退屈だったので、娘と一緒に「ままごと」をして遊んだ。ぼくと娘がままごとをしたのはこれが初めてかもしれない。

娘が八百屋でぼくはお客さんだ。

「もしもし、卵をください。」

「はい。ひとつ2円50銭です。

 「?」

21世紀に生まれた娘の口からなぜ「2円50銭」というお金の単位はなぜ出てきたのか?ちょっとびっくりした。この時代にそんなお金の単位が残っているわけがない。まるで戦前か、円相場ではないか?

でもぼくは面白いので、

「じゃあ、2つ買いますから4円50銭にまけてください。」

すると娘は

「いいですよ。」

そんな感じで娘との「時代設定の分からない奇妙なおままごと」は小一時間ぐらい続いただろうか?

 

そのことをあとで妻に話したら、腹を抱えて笑っていた。

 

その夜

ぼくがベッドにはいっていると、娘が枕を抱えて

「ダディー、一緒に寝ていい?」

とやって来た。

ぼくは「いいよ。じゃあ一緒に寝ようか?」

といってその夜は娘と一緒に寝た。

 

そのことを翌日妻に話すと、

 

「よっぽど嬉しかったんだよ~。お嬢はダディーとあんまり遊んだことないから。」

 

そうだ。ぼくは仕事の忙しさとこの病気のせいで、娘とのコミュニケーションがうまく取れていなかったのだ。いつのまにかぼくは娘にとても寂しい思いをさせていたのだろう。ぼくはとても申し訳なく思った。

 

この埋め合わせはなんとしてでもしなければ、とぼくは思った。

 

それから何年かして、ぼくは娘に一生を変えるような埋め合わせをプレゼントすることになるのだが、そのときはまだ知る由もない

f:id:martysan:20161125133114j:plain