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双極II型障害と生きる いつも上を見上げて 

うつ→双極II型障害と闘いながら社会人やってます。時々ズッコケますが何とかやってます。この病気を一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

小学校のときの思い出:担任泣かせのこまったちゃん

双極II型障害 番外編
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通信簿の備考欄

ぼくはどちらかと言うと、子供の頃から一風変わっていた子と言われた。

まず他の子と趣味が合わなかった。

ぼくは小学三年生のときにはすでにビートルズにハマっていた。しかし他の子達は山口百恵とか西城秀樹とか、だった。

またぼくは宇宙戦艦ヤマトのアニメを見たとき、これはすごいアニメだ!と思ったがクラスのみんなはアルプスの少女ハイジだった。

あるとき、確か小学三年のときだったと思うが、通信簿の備考欄にこう書かれたことがある。

見込み無し。

他の生徒のじゃまになっている。

いないほうがいい。

 今なら通信簿にこんなこと書いたらそれこそTwitterで炎上間違い無し。担任と校長は辞職に追い込まれるだろう。

しかも成績はというと、体育と図工を除いて全て5だった。

だから余計に担任も頭にきていたのかもしれない。

貰った教科書をその日のうちに読破

繰り返しになるが、ぼくは小学校の時から担任泣かせの変わったちゃんだった。

新学期に新しい教科書をもらうやいなや、其の日のうちに自宅でひたすらそれを読んでしまい、次の日にはもう授業で何をやるかというのは頭のなかにほぼ入っていた。いや、半年分の内容が頭に入っていたと言っていいかもしれない。(当時は教科書はだいたい半年ごとの上、下に分かれていた。)

そして授業では、どんな質問に対してもぼくばかりが挙手し、挙げ句の果てには先生が「マイクはしばらく黙ってて!」と癇癪を起こすぐらいだった。

思えばこのころからぼくの双極Ⅱ型障害は芽を出していたのかもしれない。

双極Ⅱ型障害の隠れた能力

双極Ⅱ型障害の人はその特徴として、「一を聞いて十を知る」能力に長けているらしい。だから会話をしていると話が飛ぶのだ。例えば、

家内:「明日雨だって」

ぼく:「じゃあ明日はお米足りるかどうか確かめなきゃ。」

 これを聞くと普通の人は、「?」と思うかもしれない。

しかしぼくの頭の中では、

  1. 明日は雨である
  2. 家内は買い物に行くのが面倒くさくなる
  3. すると手抜きでうちにあるレトルトカレーになるかもしれない。
  4. しかし長男は食いざかりである。
  5. するとカレーだからいつもより多くコメを食うだろう。
  6. するとうちにあるコメがなくなるかもしれない。
  7. そうすると明日はお米を買う必要がある。
  8. しかし買い物には行きたくない。
  9. よってまずコメが足りるかどうか確かめる必要がある。

というロジックが瞬時に組み立てられ、先の会話になるのだ。

子供時代に苦労したこと

しかしこの能力も、対人関係においてはいろいろな苦労をさせられた。

よく言われたのが

「マイクは人の話を聞いていない。」

「マイクは自分の話しかしない。」

「マイクと話してると何を言っているのかわからない。」

 だった。

それ故、最初に出てきたような担任からの「悲鳴」ともとれる字句が通信簿に書かれたのだと思う。

これも双極Ⅱ型障害のなせる技だったのかも知れないが、その頃のぼくは知るはずもない。

たった一人の味方

そんなぼくだったが、一人だけ心強い味方がいた。それは母方の祖母だった。

祖母だけはいつも母に向かって、

「この子は『一を聞いて十を知る』ができる子だからきっと将来はすごいことをする子になるよ。」と褒めてくれたらしい。

ぼくはこの祖母からいつも「小僧」と呼ばれていたが、ぼくはこの祖母と話をするのが好きだった。

今でも覚えているが、食事でぼくがピーマンを残した時、祖母が「ピーマンは体にいいから食べな。」と言われた時に、「だってにがくて嫌いなんだもん。」というと、

祖母:「身体の大きい生き物を見てご覧。みんな緑の野菜を食べてるだろ?だから食べな。」

 ぼく:「身体が大きいものはみんな緑の野菜を食べるの?」

祖母:「そうだよ。牛だって馬だって、象だってそうだろ。」

ぼく:「でもシロナガスクジラは体大きいけどピーマン食べないよ?」

すると祖母はすんなりと

「海にピーマンが生えてりゃ食べるよ。」

ぼくは何も言い返せなかった。「完敗だ」と思った。

 まとめ

で、ぼくは将来祖母の言うとおりになったか?というとそれは甚だ疑問である。でもエンジニアとしてDVDとデジタル放送の開発に関わることが出来て、そのおかげで外人との英語でディベートもできるようになったからそれなりにはなったのかもしれないとも思わなくもない。相手が次に言うことが予想できるから。

もちろん、将来双極Ⅱ型障害で苦しむことは予想していなかったが。