ぼくが復職してから一ヶ月が過ぎ、年も改って2007年となった。
今年はいい年になるといいな、と思いながら家族で教会の新年礼拝に出席したのだが、ぼくは精神的に疲れを覚えていた。
会社でやっていることは部の予算を管理する、という単純作業である。また一日6時間という時短勤務でそれをおこなっている。にも関わらず、まだ頭がまわらないのだ。自分の頭でないかのように、考えがまとまらない。そんなに考えることはないのだが、それでも時々自分の思考がコントロールできなくなる。そんな感じだった。
一日6時間でもこんなにしんどいとは・・・。
職場の雰囲気がきつい
復職してみて改めて思ったのだが、職場というところはこんなにピーンと張り詰めた雰囲気だったっけ?と思ったことだ。
かつて自分もそこにいたのだが、精神的疲労を甚だしく感じる。こんなことは新入社員のときでもなかったと思う。
まずこの雰囲気になれる必要があった。
集中力が続かない
何よりも困ったのが、かつての自分のように集中力が続かなくなっていることだった。
やっていることは単純にスプレッドシートで部内の開発テーマの予算の実行実績をまとめるだけのものなのだが、それすらもポカミスをしてしまい、集中を欠いてしまっていた。
かつての自分に早く戻りたいという焦り
「かつて一を聞いて十を知る」と言われた人間が何をやっているんだ?こんなはずじゃあないだろう?
どうしても休職前の自分と比較してしまい、それに追いつこうと焦ってしまう。これは今にして思えば、脳の疾患にかかっているのだから病み上がりの自分がいきなり休職する前の自分に戻れるはずがない。しかし休職前にがんがん仕事をしていた自分を知っているだけに、その焦りは激しいものとなっていった。
「決して焦ってはだめ」という最も大事な主治医の忠告をぼくはすっかり忘れてしまっていたのだ。
それはやがて大きなつけとなって帰ってくる。