双極II型障害と生きる いつも上を見上げて 

うつ→双極II型障害と闘いながら社会人やってます。時々ズッコケますが何とかやってます。この病気を一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

第一次復職体験記(4)心とカラダがチグハグ状態 2007年4月

結局、ぼくの復職はたった4ヶ月で終わってしまった。

いや、復職に失敗したのだ。

ぼくは自分に対する自信を失っていた。自分はもう二度と仕事に、いや、社会に戻れないのではないだろうか?そういう敗北感がぼくを支配していた。

最初に休職した時と比べると体力はついていた。しかし脳と感情がネガティブのどん底にいた。

この時、ぼくが実は単なる単極性のうつ病ではなく、双極Ⅱ型障害だということに気がついていれば、もっと違った対処ができたかもしれない。しかしぼくにはそんなことは夢にも思っていなかった。

第一、双極性障害といえば躁とうつの極端な山から谷へのジェットコースターの如く変化する感情で社会生活が送れなくなる。ただこれは1型の場合だが。ぼくは明らかにそこまでの症状は出ていなかったし、また双極性障害にⅡ型、つまり「軽装状態(躁状態が破綻的なものまで行かない状態)」を持つものがあるという知識もなかった。

ぼくはこの再度の休職のとき、突然新車を買った。妻はそれでぼくの元気が出るならと許してくれたが、今にしてみればこれは軽躁状態のなせる技だったのだと思う。

そして心とカラダが正反対の極性を向く混合期になるとわけも分からずイライラし、また体は疲れているのに心はハイ、あるいはその逆、のときに湧き出てくる希死念慮(死にたいという思い)を抑えるのが大変だった。

抗うつ薬を飲んでも効き目は現れなかった。(これも双極Ⅱ型障害の特徴だ。)副作用で苦しむ日が続いた。

幸いだったのは睡眠障害からは開放されていたことだった。

ただ、毎日を虚しく過ごしていた。人間らしい生活はこの頃はまったくなかったと思う。

軽躁とうつの間を急上昇、急降下を繰り返すうちに、ぼくは生命にとっていちばん大切な、「生きる力」すら失いかけていた。

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