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双極II型障害と生きる いつも上を見上げて 

うつ→双極II型障害と闘いながら社会人やってます。時々ズッコケますが何とかやってます。この病気を一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

試練は続くよどこまでも(3)この病院、醜悪至極なり!

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ぼくは次の日、親父と一緒に母親を精神科のある病院に連れて行った。

恐らく母は入院になるだろう。頻繁に見舞いに行くことを考えるとできるだけ自宅から近い方がいい。そう思ってタウンページで病院を調べ、一番近い病院に行ってみた。

当時はまだスマホもなければ、Googleも今のように手軽に見られる環境ではなかった。もしあったとしたらもっといろんな角度から評判のいい病院を探せただろう。

病院の名前はK病院。結構規模が大きくて入院設備も整った病院だ。

しかしぼくは病院のロビーを見て、少し不安を覚えた。

患者がみな、認知症を患っているご老人ばかりなのだ。まるで老人ホームのような感じ、いや、老人ホームのほうがまだ明るい。

患者さんたちはみなぼーっとしている。まるで昔あった映画「カッコウの巣の上で」のような感じだった。

やがてここの院長と名乗る人が出てきた。年の頃は70歳ぐらいだろうか?しかしこの人、挨拶も何もしないでソファーにふんぞり返っていた。

とにかくぼくは、母の状況を説明し、なんとかして欲しいとお願いした。しかしこの院長、さんざん母のことをバカにした挙句(なんと「こういうキチガイがたまにいるんですよね。」とまで言ったのだ!いやしくも精神科病院の院長が。)、最後に、

「うちは老人しか相手にしない。こんな人を受け入れたら他の老人たちの迷惑になる。」

と言った。そして立ち去っていった。

もし父がいなかったら、ぼくはこの院長をフルボッコにしていたかもしれない。いくら精神を病んでいても一人の人間だ。それを診療拒否するとは。

帰りにぼくは中庭にいてぼーっと宙を見ているお年寄りを見て思った。

この人はここにいて本当に幸せなのだろうか?、と。