双極II型障害と生きる いつも上を見上げて 

うつ→双極II型障害と闘いながら社会人やってます。時々ズッコケますが何とかやってます。この病気を一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

試練はつづくよどこまでも(5)2007年8月

母は入院して3週間が過ぎようとしていた。

ぼくは自分の休職期間のこともあるので、一旦東京に戻っていた。

忘れて欲しくないのだが、ぼくはこれでも重度のうつ病人である。そのぼくが母の世話をしに東京から九州の実家に帰っていたのだ。

正直言ってぼくもフラフラになっていた。

「脳がテンパってる。」

そういう表現がぴったりだった。

しかしこれを機会に父と母の仲は急速に改善して行った。

父は母の元にほとんど毎日足繁く通いそんな父に母もだんだん心を開くようになって行った。おそらく服用している薬のおかげでもあるのだろうが、次第に幻聴や幻覚も減り、今までの母に戻って行った。そして約3週間の入院の末、母は通院だけで済むようになった。退院したのだ。

ぼくもこの知らせには喜んだ。しかし父から後にある事実を伝えられることになる。

それは母がなぜ突然このような病気を発症したのか?ということだった。

病院に入院していた時、母は精密検査を受けた。実はそこで耳のあたりから顎にかけて走っている神経に、悪性の腫瘍が見つかったのだ。

それは耳の神経を伝わって脳に悪影響を及ぼすものらしく、極めて珍しいものらしい。数百万人に一人だとか・・・。

そして、余命1年との宣告を受けた。

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(写真は内容とは関係ありません。)