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双極II型障害と生きる いつも上を見上げて 

うつ→双極II型障害と闘いながら社会人やってます。時々ズッコケますが何とかやってます。この病気を一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

非定型うつ?難治性うつ?その病気、ひょっとしたら双極Ⅱ型障害かもしれません

双極性障害にはI型とII型があることは前にお話しました。

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双極Ⅰ型障害

従来の「躁鬱病」というのはI型を指します。まさに2つの極(双極)を行ったり来たりするもので、躁のときは何日も眠らなくてもバリバリ働けるエネルギーを持ち、時にはそれが人生を破滅させることもあります。

また、イライラして破壊的になることもあります。

またうつの時は逆に激しく落ち込み、あのエネルギーは何だったんだ?という感じになります。

双極Ⅱ型障害

それに比べて、双極Ⅱ型障害の場合は、躁状態がちょっと異なります。

躁の時は人生を破滅させる程ではなく、常識的です。決して暴走的にならず、周りも本人も、「今日は少し調子がいいな。」と感じる程度です。これを軽躁状態といいます。

ところで、双極Ⅱ型障害の人が医者にかかる時はどんな時でしょう?

自分や周りから見て調子がいい、と思っているときにはまず精神科を訪れる人はいませんよね?

調子が悪くなって、「自分はうつなのでは?」と思って初めて精神科に行くんです。

初診の時に、状況を話す時、患者は軽躁状態の時を「軽躁状態でした。」と話はしません。だから医者もその情報が入ってこないのです。

それ故、患者には抗うつ薬が処方されることになります。

しかしぼくもそうですが、双極Ⅱ型障害の患者には、抗うつ薬はあまり効きません。

最も起爆力のある三環系抗うつ薬は逆に躁転させる可能性が高いです。そこのところのさじ加減が難しいんですよね。

そしていろいろな抗うつ薬を試してみても効き目が現れてきません。それゆえ長期戦になります。

これは双極性障害うつ病は根本的に使用される薬が違うからです。うつ病抗うつ薬が中心になるのに対して、双極性障害気分安定薬が中心になります。

そしてちょっと良くなったかと思えばまた抑うつ状態になり、を繰り返します。その周期は年単位から数週間単位まで、幅が広いです。年単位の場合、治癒したと思っても90%の人が再発します。

ちなみにぼくがそうですが、年に四回以上躁~うつのサイクルを繰り返す人を「ラピッドサイクラー(Repid Cycler)」と呼びます。

難治性のうつ、非定型うつ

ところで、現在、難治性のうつ病とか、非定型うつ、と呼ばれている患者さんが増えています。

彼らの特徴は、

  • 抗うつ薬が効きづらい。
  • 治療が長期化する。
  • ちょっと良くなったかと思えばまた落ち込む。周期性がある。(女性の場合、月経前症候群は除く)

なんか似てると思いません?

そうなんです。じつは双極Ⅱ型障害は難治性のうつや非定型うつと誤診されることが、極めて高いんです。

ぼくは双極Ⅱ型障害だとわかるまでに10年かかりました。そして抗うつ薬も使っています。いわゆるカリフォルニアロケットにエビリファイを少量加えたものです。しかし基本的にはリーマス(炭酸リチウム)という気分安定薬が処方の中心になっています。

難治性のうつ、非定型うつの患者の40%は双極Ⅱ型障害なのではないか?と言われています。

特に、周期的に自分の気分や行動が同じパターンを描いている方は双極Ⅱ型障害を疑ってみたほうがいいかもしれません。

 

以上です。ご参考になれば幸いです。

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