双極II型障害と生きる いつも上を見上げて 

うつ→双極II型障害と闘いながら社会人やってます。時々ズッコケますが何とかやってます。この病気を一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

ふつーのひとに戻れた喜び 2008年9月

復帰してから10ヶ月がすぎ、ぼくは職場で安定して仕事をすることができるようになっていた。ぼくは11月に復帰してから時短勤務を半年、8時間の残業なし勤務を4ヶ月行ってきた。今回は慎重に慎重を重ねて高度を上げてきたのだ。

ある診察日に主治医が言った。

「もうそろそろ残業してもいいでしょう。ただし20時間/月ぐらいでね。1時間/日ぐらいかな。それで一月安定したら減薬の方を進めて行きましょう。」

そうすればもうすっかり普通の社員である。ぼくが喜んだのは言うまでもない。

「やっと元に戻れた。」なんだか涙が出てきた。

うちに帰ると、家内が今まであまり見たことが無いほどのごちそうを用意して待っていてくれた。

「バンザーイ!」

その日の夕食はとても盛り上がった。

次の日、ぼくは自分が立ち上げたシステムの最終確認を行った。

  • IDとPW(パスワード)はきちんと判断するか?
  • 検索はできるか?
  • 該当する論文はpdfで出力されるか?
  • ダウンロードは禁止されているか?
  • フロントエンドからデータベースは覗けないようになっているか?
  • 外部からの不法侵入対策は完全か?
  • その他、様々ないじめテスト等。

これらの最終確認を終えた後、自分の部署内で試験運用を行い、新たに発生したバグを潰していく。

この調子でいけば、年内には本稼働できるな…。ぼくはそう思った。

 

しかし、9月の半ばに会社のロビーでTVを見ていたら、ニュースで大きく取り上げられていたのが

「史上最大!64兆円!米国リーマン・ブラザーズ財政破綻サブプライムローン不良債権化」

だった。

この海の向こうの話がぼくの運命をまた翻弄することになるとは、そのときは夢にも思わなかった。