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双極II型障害と生きる いつも上を見上げて 

うつ→双極II型障害と闘いながら社会人やってます。時々ズッコケますが何とかやってます。この病気を一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

生兵法は大怪我のもと

みなさんこんにちわ。ご機嫌いかがですか?マイクです。

だいぶ前にぼくが持っている双極2型障害は薬物療法だけでは治療がうまくいかないことが多いため、認知行動療法などの心理療法との併用が役立つと言われました。

それについての記事を書きたいと思います。

薬物療法の限界

双極2型障害は単極性のうつと違い、躁とうつを周期的に繰り返す障害です。その周期は数年と言うものから1ヶ月という様々なスパンでがあります。

その間、患者は感情の波を経験します。特に周期が短いラピッド・サイクラーの方は感情が目まぐるしく変わるので非常に疲れます。(ぼくも自分ではラピッド・サイクラーなのかな?と思うことがあります。)

つまり薬物療法である時期の症状を乗り切って寛解期を迎えたとしてもその次には別のフェーズが待っています。

この気分の波を抑えるため、双極性障害には気分安定薬が処方されます。教科書においては抗うつ薬の使用はラピッド・サイクラー化しやすいので避けるべきと言われています。

しかしこの気分安定薬躁状態を抑える薬はあるのですが、うつ状態を抑える薬が非常に少ないのが現状です。うつ状態を抑える、と明確にうたっている薬はラミクタールだけで、ほかは躁状態を抑えるがひょっとしたら抑うつ状態にも聞くかも?程度のことしか書いてません。しかもこのラミクタール、場合によっては命にかかわる皮膚障害を起こす可能性が高く、2〜4割の人が使えない、という状況です。

あと、リーマス(炭酸リチウム)も躁状態うつ状態の両方に効くとありますが、効く人と効かない人に別れます。

それゆえ患者が抑うつモードのとき、主治医は抗うつ薬を使わざるを得ないということになります。ぼくの場合SSRISNRIどちらも重い副作用が出るため、三環系抗うつ薬しか出せません。

三環系抗うつ薬は効き目は爆発的なのですが、下手をすると躁転(うつから躁に急激に変化すること)が起きる可能性があるので、主治医は長年の経験と勘で微妙なさじ加減をしながら躁転しないように様子をみます。そして感情の波に合わせて薬のさじ加減を変えていきます。

しかし薬物療法で一時的にその場を凌ぐことができても、根本にある「物の考え方」が改善されないことには同じことの繰り返しとなります。

認知行動療法の勉強

そこでぼくは認知行動療法のテキストを購入し、自分で勉強し始めました。なぜなら今かかっているクリニックのカウンセリングは3〜4ヶ月先まで予約がいっぱい。そこで仕方なく自分で勉強し始めたのですが、これに書いてある内容は正直驚くほどのものではありません。むしろ、「当たり前じゃないか。」と思うことばかりです。

認知行動療法を自分でやってみた

そしてぼくは自分の実生活にこれを応用してみました。認知行動療法には「根拠のない考え方やイメージを修正する」というのがあるのですが、ぼくは自分に仕事がアサインされた時、正直「自分のできるだろうか?」という不安があったのですが、「やる前からできないと思い込むのは根拠がない。」と思い、それを受けました。

すると次々と仕事が降ってくるようになり、その都度「やる前からできないと思い込むのは根拠がない。」をお題目のようにとなえ、受けてきました。

その結果、ぼくは主治医から2ヶ月間の休職を命じられました。

心理療法は柔軟性が必要

ぼくは今回の休職で「認知行動療法なんて何の役にも立たないじゃないか!」と思いました。

しかし一ヶ月たってあの時の自分を振り返ると、あまりにも単純すぎたんじゃないか?つまりなんでも根拠が無いものは全て否定すべきではなく、いわゆる「心の声」にも耳を澄ますべきだったのではないか?と思います。

心の声は自分のノーミソの発する信号です。それを受け入れ客観的にノーミソの状態を見つつ、ある程度の柔軟性を持ちながら認知を修正していくことが必要なのではないか?と思うんですね。

薬物療法で心の声を正常に近づける

その心の声を正しい状態に近づけるのが薬物療法だと思うんです。なぜなら軽躁状態抑うつ状態に落ちているときは心の声に従うととんでもないことになるからです。

ぼくは軽躁状態のとき、衝動的に物事を起こす癖があります。前の車を購入してから3年もたっていないのに新車を購入したのもこういうときです。また自分の思うどおりにならないときは非常にイライラします。

逆に抑うつ状態のときは、全てが悲観的になります。自分の社会的な価値はゼロだというふうに思えます。そのようなときにする決断はたいていあとで後悔するものばかりです。

ですから心の声、つまりノーミソを比較的ニュートラルな状態に近づけるために必要なのが薬物療法だとぼくは思います。

薬物療法認知行動療法のカップリング

それゆえ、ぼくはノーミソの状態をできるだけニュートラルに近づける、あるいは波の振幅を抑えるのは認知行動療法では限界があります。そこは薬物療法の出番だと思います。

また、外部からのノイズが入ってきた時、せっかく小さくなった振幅がまた乱れることがないようにするには薬物療法では厳しいので、そこは認知行動療法の出番なのかな?という風に思います。それも付け焼き刃的な知識ではなく、しっかりと落とし込んだものでなければいざという時に応用が効かない、と今回の休職で学ばされたところです。

 

それでは、また。See you around!