双極II型障害と生きる いつも上を見上げて 

うつ→双極II型障害と闘いながら社会人やってます。時々ズッコケますが何とかやってます。この病気を一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

人間は自分を棚に上げる生き物である

ついにキレました

今週は先週増量したデパケンの副作用で肝機能が低下し、三日間仕事を休まざると得なくなった。

もちろん上司には事情を説明し、許可をとってのことだ。

しかし次の日、ある年季の入った女性の社員いわゆるお局さんに呼び出された言われた。

「三日間も会社休むなんて・・・。病気の辛さはわかるけど、みんな『行きたくない思いをしても頑張って出社しているんだから(マイクさんも)頑張らなきゃだめよ。」

それを聞いて、キレた。言うつもりはなかったのだが、静かに、しかしはっきりと言い切った。

「あなたに(病気の辛さは)わかりっこないです。絶対に・・・。」

むこうは想定外の言葉が帰ってきたようで、「きょとん」としていた。

ぼくの声は男性の中でもかなり低い。その声がますます低くなったのでさらにドスの利いた声になっただろう。明らかに相手が「ビビって」いるのが手に取るように分かった。もっとも、相手をビビらせるつもりは毛頭なかったのだが。

しかし疲れていたぼくはそれに対して言葉を続ける元気はなかった。

ただ、これ(お局さんがぼくに意見したこと)は会社にとっては非常にまずい行為である。何故かと言うと、ぼくが欠勤を願い出て上司がそれを許可したのだ。それに対してなんの関係もないお局さんが横から口を挟むのは重大な越権行為に当たる。一応腐っても外資系。そこら辺は非常に厳しい。もしシンガポールの本社の耳に入ったら彼女は厳罰を受けることになるかもしれない。しかし彼女には個人的にはなんの恨みもないので、これが大事にならないことを祈りたい。(しかし残念なことにぼくの上司はすでにそのことを小耳に挟んだらしく、「この話は俺が預かるから。」と言っていた。)

人間は自分を棚に上げる

今回の一件は健常者の障碍者に対する無理解からくるものだが、このことについてツイッターに書いた時、誤解を受けたことがある。

障碍者は健常者と同じ結果を得るために10倍の努力をしている。」

ぼくとしては決して「健常者は怠け者だ。」というつもりで書いたのではない。そうではなく「障碍者は健常者と同じ結果を出すのに健常者より多くの努力を必要としている。」ということを言いたかったに過ぎない。しかし一部の人にはそう映らなかったらしい。なかにはうつの方からでさえも、

「健常者が障碍者より怠けているとは賛成できない。(たしかこんな感じ)」

と書かれた人もいらっしゃった。

それに対してはぼくは訂正とお詫びの記事を掲載したのだが、それからしばらくした先日、このコメントを書かれた方(だと思う)が、

「わたしは健康で幸せな人が不幸になって欲しいと思う人間だ。」

と書かれておられたのは苦笑いしてしまった。でも責めることはできなかった。

なぜならそれはすべての人間が持っている二面性であると思うからだ。

ぼくだって健常者のことを「不幸になって欲しい」とまではいかなくとも、「羨ましい。」とか、障碍者のことを平気で傷つける人に対しては「いっぺん、この障害になってみる?」と思うことがある。

話はお局さんの話に戻るが、彼女も自分が虫垂炎などの七転八倒の苦しみにあったときに、「みんな嫌なのを我慢して会社に来ているのだから頑張りなさい。」と言われたらきっと頭にくるだろう。

なのになぜあのような横やりが入ったのかというと、語弊があるが、「自分たちも休みたいのに、マイクだけ・・・。」という「妬み」だろう。実際このような噂が女性社員のなかにあることは知っている。

所詮人間なんて自分を棚に上げる生き物。そんなものなのかもしれない。

外部にせよ、内部にせよ障害を持っている人にはこの世間はまだまだ無理解が多い。少なくともそれを少しでも認識してもらうためには多くの人が悔しい思いをしなければならないと思う。でもひとりでもその努力を続けていけば、遅々たる歩みでも健常者も障碍者も共存できる社会が来るのではないか、と思う。