双極性障害2型と生きる いつも上を見上げて 

うつ→双極性障害2型と闘いながら社会人やってます。時々ズッコケますが何とかやってます。この病気を一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

捨てられるこだわりを捨てれば楽になる。捨てられるこだわりって?

人はそれぞれ自分の「こだわり」を持っていると思う。ぼくも多かれ少なかれ自分の譲れないこだわりを持っている。

ところがこのこだわりはある時にはいい方に働き、またあるときには悪い方向に働く。

特に仕事においては、それが顕著になる。双極性障害、うつ、アスペルガー、不安障害などの人にはぼくも含めこだわりが強い人が多い。

ではこだわりが仕事に影響をおよぼす場合はどのようなものなのだろうか?

チームで仕事をする時

例えばあなたがある洋菓子屋の店長に抜擢されたとする。そしてあなたにはある種類のケーキ、例えばモンブランケーキに対して個人的なこだわりがあったとしよう。当然あなたはその味、見た目、価格、果ては店内の配置までそのケーキに最もいい場所を与える。あなたは自分は店長なのだからそれぐらいの裁量は与えられていると考えていた。

しかし他の店員からの反応はあまりいいものではなかった。むしろ「どうしてモンブランだけ特別扱いするのか?」という声さえ聞こえて来る始末だ。

あなたはこう思う。「だってモンブランってとっても美味しくて可愛いじゃない。なぜそれがわかってくれないの?」

しかし店員は怪訝な顔をしたまま・・・。

さあ、こんなとき、あなたはどう反応するだろうか?

 

自分のこだわりを全体から俯瞰してみる

ここで仮に、このケーキをモンブランケーキと仮定してみよう。

モンブランケーキはケーキの一つ。

ケーキは

  1. モンブラン
  2. いちごのショートケーキ
  3. チーズスフレケーキ
  4. レアチーズケーキ
  5. チョコレートケーキ
  6. ザッハトルテ
  7. タルト

 ぼくはお菓子については素人なので知っているのは上の7種類。実に少ないね・・・(ToT)

さらにケーキは洋菓子の一つである。だから

  1. ケーキ
  2. クッキー
  3. チョコレート
  4. アイスクリーム
  5. プリン
  6. エクレア
  7. シュークリーム
  8. ゼリー
  9. キャンディ
  10. マシュマロ

の10種類。

上の10種類のジャンルにそれぞれケーキと同じ7つの子分類がくっつくとすると、

洋菓子には70種類の商品があることになる。繰り返しになるがぼくはお菓子に関しては素人なので実際にはもっとあるだろう。

あなたのこだわりは全体のうちどれぐらいか?

ここで注意してもらいたい。仮にあなたがモンブランに対する思い入れがあったとしても、それは全体から見れば

1÷70=1.4%

にすぎない。

つまりあなたは100のうちわずか1.5にも満たないことに目と気持ちが釘付けになっていることになる。他にももっと店長としてやらなければならないことがあるのに・・・。

フレームワークのススメ

上のように全体から一部を見ることを「フレームワーク」という。わかりやすくいうと、どこか知らないところに出かける際に、地図があれば目的地に向かって「ここを右に曲がって、次に300mほど行ってコンビニを右に曲がると到着する。」と言った感じにすぐに見当がつく。

しかし地図がなければ迷路のようにウロウロすることになる。それは自分の視界に入る範囲でしか情報が頭に入ってこないからだ。

フレームワークで自分のこだわりを理解できたら、それに対して

  • 全体への影響はどのくらいか?
  • それは本当に必要か?
  • 他に注目すべきことは抜けていないか?
  • 代替案はないか?

等を冷静に考えるといい。こだわりを捨てれば随分と楽に、客観的にものを見ることができるようになる。

フレームワークの弱点

しかしフレームワークにも弱点はある。それは常識にとらわれない「天才のひらめき」が排除されることが多い、ということだ。

例えば今までの世になかった画期的な発明(スマートフォンなど)はなかなか出て来にくい。なぜならこれは天才の「尖った部分」のなせる技でフレームワークでカバーできない部分だからだ。

しかし、一般的な人がチームで仕事をする際には、かなり役に立つと思う。特にぼくのように双極性障害やうつ、アスペルガーなどの疾患を持っている人にとっては自分ですべてを抱え込むことが少なくなるため随分と気が楽になるはずだ。

 

 

(おわり)