双極性障害2型と生きる いつも上を見上げて 

うつ→双極性障害2型と闘いながら社会人やってます。時々ズッコケますが何とかやってます。この病気を一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

【カミングアウト】お互いをよく知ったこと〜進級前夜

さて、元カノの話なんてブログにアップしても仕方がない、と思っていたのですが、先日のカウンセリングで、以下のことを聞きました。

記憶はウソを付くことがある。事実は一つなんだがそのときの感情によって解釈が歪み、いい思い出になったり悪い思い出になったりする。たいてい感情が悪い方に歪んでいる時は嫌な思い出になることが多い。

これを聞いて、ぼくは元カノの話はしっかりと記録しておかなければならない、と思いました。決して感情に左右されない、いい思い出として取っておくためにも・・・。

お互いをよく知ったこと

前回ぼくは学校の文化祭の実行委員に立候補した。そしてセイラさんにサポートをお願いした。

その他にもクラスの有志が集まってくれて、総勢5人の実行グループが集まってくれた。

セイラさんは本当はもう少し人数がほしい、と思っていたらしい。ある日彼女には珍しく愚痴をこぼした。

「もっと集まってくれると思っていたんだけど・・・。」

ぼくは言った。

「まあ仕方がないよ。みんなそれぞれ事情があるし。特に文化系の部活に入っている人は一年で一番忙しいしね。」

実はぼく自身吹部でそうだった。彼女には言っていなかったが、実行委員だから部活をすっぽかして、家に譜面を持ち帰り練習していたのだ。

まあここらへんの性格が災いして将来の双極性障害2型につながっていくのかもしれないけどね。

しかしこの活動を通して、ぼくはセイラさんのことがよく分かるようになっていった。

ある時はぼく達実行グループの5人はセイラさんの家に集まって打ち合わせをしたり、ぼくの家に集まって話し合いをしたり(家族を見られるのはあまりうれしくなかったが)、と、学校では見ることの出来ないお互いの姿を見ることが出来た。

彼女は看護師(昔は看護婦と言った。)になりたいという希望を持っていることや、ぼくは歴史研究かエンジニアかどちらかで迷っていること、等。

そしていつのまにかぼくの中に芽生えていた彼女への恋心も次第に大きくなっていった。

進級前夜

ぼくたちはなんとか文化祭のイベントを終えることが出来た。そして時は流れ高校二年にめでたく進級することになる。

しかしぼくには複雑な思いがあった。それはセイラさんと再び同じクラスになれるだろうか?というものだった。(青春だよね〜!)

ぼく達のクラスは特進クラスなので、学年での成績が上位45人しか同じクラスにならないのだ。

つまりぼくが45人から外れるともうそれで同じクラスになれない。(ちなみに彼女は上位の常連だったので残留は確実だった。)

ある日の帰り道、ぼくたちはいつものように一緒に自転車で帰宅していたが、

「少し歩かない?」

とぼくは誘った。

ぼくは話を切り出した。

「そういえばもうすぐぼく達の誕生日だよね。自己紹介の時はびっくりしたよ。まさか同じ誕生日だなんてね。」

「そうだよね〜。私もびっくりしたよ〜。あれから一年経つんだよね〜。」

その後、ぼくは思い切って聞いてみた。できるだけ明るい感じで。

「ねえ、セイラさんって付き合っている人いるの?」

すると、

「ううん、いないよ。でも(今風の表現をすると)告ってほしいなあって思っている人はいるんだよね・・・。片思いだけど・・・。」

ぼくはがっかりした。

(やっぱり彼女にも好きな人はいるんだな・・・。悔しいけど仕方がないか・・・。)

とても残念でぼくは「あ、そう・・・。」と言ったきり黙り込んでしまったことを覚えている。

ぼくがやっとのことで絞り出した言葉は、

「うまくいくことを祈ってるよ。」

だった。

するとセイラさんがいままで聞いたこともない大声で言った。

「マイク!キミって本当に鈍い人だよね!あたしが告ってほしいなあって思う人って今あたしの眼の前にいる人なんだよ!女の子にここまで言わせる気?あたしのこと嫌いなの?好きなら告ってよ!」

そして大きな声で泣き出した。

ぼくは急激なことの展開で動揺してしまったが、改めて事の重大さに気づいた。そして言った。

「セイラさん、いや、アルテイシア!君が好きだ!ぼくと付き合ってほしい!」

(きっとまわりはドン引きだよね〜。)

彼女は涙を流しながら言ってくれた。

「うん、あたしでよければ喜んで・・・。ありがとう!」

その涙がぼくにはとても嬉しかった。

その日、彼女と別れた後、ぼくはどうやって帰宅したのか覚えていない(笑)

 

(つづく)