双極性障害2型と生きる いつも上を見上げて 

うつ→双極性障害2型と闘いながら社会人やってます。時々ズッコケますが何とかやってます。この病気を一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

Make it minimal. But make it significant.(ほんのちょっとしたことでも、それが大きな変化なんだ。)

ぼくが双極性障害2型の診断を受けてもうすぐ2年になる。その前のなかなか良くならないうつの時代を含めるともう14年ぐらいか。

その中で何回も休職した。また転職もあった。しかし抱えていた最も大きな問題は「いかにして休まずに出勤するか?」ということだ。

当たり前のことが当たり前にできない。それがこの病、もとい、障害の辛いところだ。よく「障害は個性だ。」という人がいるが、少なくともぼくにとっては自分だけでなく家族にとっても死活問題となるため、そんな悠長なことは言っていられないほど切実な問題だ。

この休まずに出勤する、という課題についていろいろ試してみたが、今年の4月まではなかなかいい対策が見つからなかった。

ぼくは考えた。一体どうしたら休まずに出勤できるのか?そして最初は「自分へのご褒美」を考えた。しかしこれはうまくいかなかった。なぜかというとお金がかかる、そしてご褒美というものは毎日続けると当たり前のものになってしまい、飽きてくるからだ。

ぼくはさらに考えた。「一体何のために出勤するのだろう?」それからさらに進んで、「どうすれば今日は良かった、という一日を過ごせるのだろう?」言い換えるならば、

「理想的な1日とは?」

という命題と言えるかもしれない。

ぼくは思った。そして気づいた。それは1日の終わり、もっと具体的にいうと仕事からの帰り道で、「今日もよく頑張った!」と自分を褒める時が最も充実した1日の過ごし方だということを。 それ以来、毎朝起きてしばらくすると湧いてくる億劫感を「1日の終わりに達成感を味わいたい。」という思いによってコントロールすることができるようになった。

あともう一つ。それはようやく自分に合った薬の処方が見つかったということだ。これによって気分の波がだいぶおさまって来ている。これにはとても助かっている。

この二つの要因で最近はだいぶ落ち着いた日々を過ごせている。

これは誰にでも当てはまるものではないかもしれない。他の人にとっては別に大したことではないと思うから。しかしぼくにとっては大きな変化をもたらしている。

"Make it minimal. But make it significant."(ほんのちょっとしたことだが、それが大きな変化なんだ。)

これは現在男子テニスのシングルス世界ランキング1位のロジャー・フェデラーが言った言葉だが、ほんの些細なことでもそれが時には大きな変化をもたらすこともある。

(おわり)