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双極II型障害と生きる いつも上を見上げて 

うつ→双極II型障害と闘いながら社会人やってます。時々ズッコケますが何とかやってます。この病気を一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

うつ病人の朝はつらいよ。 2016年 10月

朝5時、家内から起こされてベッドから這い出る。そしてフラフラになりながら朝食の食パンを一枚かじる。味なんかわかりゃしない。しかしこれはぼくにとって重要な儀式なのだ。
ここまで読むと朝がつらい普通の人の日常のように思えるだろう。しかしぼくは違う。10年間のキャリアを持つ「うつ」の持ち主なのだ。この後すぐにSNRI(セロトニンノルアドレナリン再取り込み阻害薬、うつの治療に用いられる抗うつ薬のこと。)のカプセルを三錠を水と一緒に飲み込む。この薬は朝食後に一回と決まっている。そのために必要な儀式なのだ。
その後ぼくは再びベッドに死人のように横たわる。そうしていること約1時間。この間ぼくの大脳皮質はぼくの願いに反して不愉快なことばかりを考える。まるで今日が人生最悪のことが起きると決めつけているように。この時間帯は1日の中でも「最悪の時間帯」だ。

やがて薬が効き目を現し始め心のエンジンが低回転ながらもかかってくると洗面所に向かう。鏡に映る自分の表情は自分で見てもぞっとするぐらいだ。しかしぼくはその自分に向かってこう言う。
「大丈夫だ。これからどんどん良くなるさ。しけた顔するな。」